医学用語変換用無料ソフト
WordやExcelで文字入力をする場合に医学用語を変換対象にしてくれるソフト。たとえば「褥瘡」を入力する場合、IMEには褥瘡が録されていないため「しとね」と入力した後に「かさ」などと入力して変換していたと思います。このソフトをインストールすることにより「じょくそう」と入力しただけで「褥瘡」に変換することができるようになります。このソフトには5万語の医学用語名登録されていますので「褥瘡」に限らず大抵の医学用語を簡単に変換することができるようになります。
1下準備
@ デスクトップ上のマイドキュメントを開き、画面上で右クリックし、「新規作成」で「フォルダ」をクリックします。
A「新しいフォルダ」ができたら右クリックし「名前の変更」を選択し、「医学辞書」などわかりやすい名前に変更します。
2ダウンロード
@ http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se086669.htmlにアクセスし、「ダウンロードはこちらから」をクリックします。
*Yahoo等でベクターを検索し、ベクターホームページの「キーワードで探す」欄に「一万語医学辞書 MS-IME用」と入力しても表示されます。
下記の画面が表示されたら、ダウンロードタブをクリックします。
A 画面が変わったら、ダウンロードボタンをクリックします。
「ファイルのダウンロード」画面が表示されたら「保存」ボタンをクリックします。
C「名前とつけて保存」ダイアログボックスが表示されたら「マイドキュメント」をクリックし、さらに「医学辞書」フォルダをクリックし、「名前とつけて保存」ダイアログボックスの「保存」ボタンをクリックします。
D「医学辞書」フォルダに「memed11d」のアイコンが表示されたらダブルクリック
します。
E黒い画面が表示されたら「×」をクリックして閉じます。(自動的に消える場合もあります。)
F「医学辞書」フォルダに下記のアイコンやファイルが表示されたらダウンロード成功です(Windowsのバージョンによって表示されるアイコンは異なります)。
3設定
@
IME ツール バーの「単語/用例登録」(緑の本)をクリックします。「単語/用例登録」(緑の本)が表示されない場合は「単語/用例登録」(緑の本)のアイコンの場所にあるアイコンをクリックすると表示されます。
(WindowsやMS-IMEの種類によって多少デザインが異なります。)
A 「単語/用例登録」ダイアログ ボックスが表示されるので、[単語の登録]タブの「辞書ツール」をクリックします。
B[Microsoft IME 辞書ツール]ダイアログボックスが表示されるので、「ツールメニュー」をクリックし、 それからメニューの中の 「テキストファイルからの登録」をクリックします。
D「テキストファイルからの登録」ダイアログボックスが表示されたら「上のファイル」ボタンをクリックし(場合によっては何回も)、画面内に「マイドキュメント」を表示させます。画面内に「マイドキュメント」が表示されたらダブルクリックし、「医学辞書」フォルダが表示されたらダブルクリックします。
E「MSMED11D」ファイルが表示されたらクリックして青く反転させ、「開く」ボタンをクリックします。
F自動的に医学辞書の登録が行われます。登録が終了したら、「終了」をクリックします。登録の過程で数%の「失敗個数」が表示されますが無視しても実用上問題ないと思います。
GMicrosoft IME 辞書ツール」ダイアログボックスが表示されたら「×」をクリックします。
H上記の@〜Gの処理を繰り返します。ただしEでは「MSMED11D」ファイルの代わりに「MSOPT11D」ファイルをクリックします。
I以上で設定終了です。
4動作確認
@ WordやExcelを立ち上げて、動作確認をしてみます。医学中央雑誌でも有効です。
Ex いけっちょうろう→胃結腸瘻
あくせいかんようせいかごしゅ→悪性間葉性過誤腫
そけいぶ→鼠径部
補記
@ 一太郎のATOK判は下記のURLで入手できます。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/4306/index.html
A 「こうくう」を例にとると変換候補に「口腔」・「後腔」が加わります。「こうくう」と入力して変換した場合、新たに登録した「口腔」が優先表示されてしまうため「航空」などを使用する一般的な文章を入力する場合は多少不便になります。ただし、直前に変換した漢字が優先表示されますので一度変換を変更すれば通常の使い方ができるようになります。
Ex